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【告発】学習院大学で不祥事を告発したら、学生と教職員からハラスメントを受けて殺されそうになったので辞めました。

エグゼクティブ・サマリー

  1. 学習院大学に入学したら、ヨット部で未成年飲酒を強要されたり、他の部活・サークルの不祥事を目撃したりした。
  2. これらについて、大学や官公庁(警察署や文部科学省など)に告発したら、学生や教職員から逆恨みされ、実家を特定されて晒されたり、殺害予告を投稿されたり、念書や誓約書を書くように脅されたりした。
  3. 結果的に適応障害を発症して、学習院大学に通学できなくなった。最終的に退学を余儀なくされた。

はじめに

私は2016年4月、学習院大学法学部政治学科に入学しました。

その後、麻生太郎副総理・財務金融担当相を輩出したヨット部と、国際政治研究会(IPS)に入部しました。
ヨット部では当時の副将から「酒を飲まないと携帯を没収するぞ」と脅されたり、他の先輩から「法律は関係ない」と言われて飲酒を強要されることがありました。IPSの活動にはヨット部のスケジュールの関係であまり参加できませんでした(ヨット部では金曜日の夜から日曜日に掛けて合宿所に拘束されるため、毎週金曜日のIPSの活動には参加できませんでした)が、IPSを辞めてから元副委員長にSNSで「身の程を教えてやろう」「広告の力なめんなよ」などと脅された上に、実家やアルバイト先、出身高校などの個人情報を晒されました

また、学内のドイツクラブなどの部活・サークルの不祥事を告発したり、新入生に向けて未成年飲酒や飲酒強要などの危険性を啓発するレポートを公開しようとしたりしたところ、他の学生から逆恨みされ、Webで殺害予告や誹謗中傷などの被害に遭いました。キャンパス内でも、暴行未遂や盗撮のほか、あらぬ噂を流されたり、罵声を浴びせられたりしました。

結果的に私は適応障害を発症して、学習院大学に通学できなくなりました。

これらの被害について、学生センターの学生課やハラスメント相談窓口の相談員(いずれも学習院大学教授・准教授もしくは職員)に相談しましたが、現在に至るまで対応を得られていません。そればかりか、内部告発やレポートで「学習院大学を不当に貶めた」「公認団体の活動を妨害した」などとして、学生センターの小島 修一所長(理学部生命科学科 教授)から念書や誓約書を書くように脅されました。
*弁護士より「大学教授や経営者など責任ある地位の人物については真実であれば実名を公開しても問題ない」旨の意見を得ているので、この記事では実名を公開します。

この記事ではこれらの顛末を明らかにするとともに、学習院大学への受験・入学を検討している高校生・受験生やその親御さんたちに私の体験を伝えることで、大学受験での志望校選びの参考になればと思っています。また、学習院幼稚園、学習院初等科、学習院中等科・女子中等科・学習院高等科・女子高等科など、学校法人学習院が経営して、最終的に学習院大学への「内部進学」のルートがある学校を検討している児童・生徒の皆さんやその親御さんたちの参考にもなれば幸いです。

「向学心が仇となる」「真面目な学生は指を差して笑われる」学習院大学法学部政治学科

前述の通り、私は2016年4月に学習院大学法学部政治学科に入学しました。「真面目に勉強したい」と志を抱いての入学でしたが、その志は入学した直後に挫かれることとなりました。

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学習院大学法学部 公式Webサイトより引用。

学習院学則総記には次の記載があります。

本院はすべて社会的地位や身分にかかわりなく広く男女学生を教育することを本旨として、教育基本法及び学校教育法に基づいて次の諸学校の学則の定めるところによつてこれらの男女に幼児の保育から大学教育に至る一貫した教養を与え、高潔な人格、確乎とした識見並びに近代人にふさわしい健全で豊かな思想感情を培い、これによつて人類と祖国とに奉仕する人材を育成することを目的とする。

学習院学則総記 前文より引用

余談ながら、個人的には「祖国(と)に奉仕する人材を育成する」とは「非常に気持ちの悪い」「不気味な」記述だと思います。「天皇陛下万歳!」と叫びながら飛行機で敵艦船に突入したり、敵陣地に突撃したりする人物を養成しようとでもしているのでしょうか。さすが学生に「神州男児」と歌わせる大学だけありますね。

また、学習院大学学則にも、次の記載があります。

本大学は、総記の精神に基づき精深な学術の理論と応用とを研究教授し、有用な人材を育成し、もって文化の創造発展と人類の福祉に貢献することを目的とする。

学習院大学学則 第1条より引用

しかし、この「学習院学則総記」と「学習院大学学則」は真っ赤な嘘だったのです。

学習院大学の現状を鑑みるに、「一貫した教養を与え、高潔な人格、確乎とした識見並びに近代人にふさわしい健全で豊かな思想感情を培い、これによつて人類と祖国とに奉仕する人材を育成する」という学校法人学習院の目的も、「総記の精神に基づき精深な学術の理論と応用とを研究教授し、有用な人材を育成し、もって文化の創造発展と人類の福祉に貢献する」という学習院大学の目的も果たされていません。
むしろ、現状は設置目的や理想と真逆であると断言します。

真面目な学生は指を差して笑われる

入学した直後の4月。私が授業に向けてキャンパス内を歩いていると、反対側から同じ学科の同級生が何人か歩いて行きました。

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彼らは「あっ、あいつ、超真面目なやつじゃん」と私を指を差して笑ってきました。
学習院大学では真面目な学生が指を差して笑われる。その現実に直面したとき、私は思わず膝から崩れ落ちそうになりました。
(「学習」院大学なのに!?)

学校教育法には次の記載があります。

第83条 大学は、学術の中心として、広く知識を授けるとともに、深く専門の学芸を教授研究し、知的、道徳的及び応用的能力を展開させることを目的とする。

第2項 大学は、その目的を実現するための教育研究を行い、その成果を広く社会に提供することにより、社会の発展に寄与するものとする。

大学とは「知識を授ける」「専門の学芸を教授研究する」場所であり、学生は知識を得て、専門の学芸を探求することで、知的・道徳的・応用的能力を向上させるために通っているはずです。
ところが、学習院大学では違ったのです。積極的に知識を得たり、研究したり、自己研鑽に励もうとする真面目な姿勢は学習院大学において「嘲笑されるべきこと」だったのです。

 「笑われたくらいで——」「無視すれば——」と言われるかもしれません。確かに、笑われても授業や試験は受けられます。しかし、「笑われる」というのは非常に辛いものです。しかも、真面目に授業や試験に臨む限り、笑われ続けなければなりません。「笑われる」のが大学に通う限り毎日、最低でも4年間も続くのです。

何もおかしなことをしていないのに奇特な視線を向けられ、笑われ続けるという恥辱を、「大学」という場で受けなければならない理由が、いったいどこにあるのでしょうか。
そして「無視すれば良い」と放言することも非常に無責任でしょう。「何もおかしなことをしていないのに恥辱を受け続けなければならない」ことは到底「無視」できるものではありません。

授業を前列で受けていた友達は陰口を叩かれていた

「真面目」で肩身が狭い思いをしているのは私だけではありませんでした。
ある同級生は教室の後部に群がる、他の同級生たちを見て「どうしてみんな前に座らないの?」と不思議な顔をしていました。本来、学生は学びに大学に来ているのですから正論です。

年間で100万円を超える(平成29年度 学部納付金 | 学習院大学)学費。ともすれば払えない家庭もありますし、出身が遠方で一人暮らしをしなければならない学生なら、これに加えて家賃や水道光熱費といった生活費も掛かります。親に払ってもらったり奨学金を借りたりしてこれらの大金を支出しているにも関わらず、多くの学生は真面目に勉強しません。

一方、当時所属していたヨット部の部室では2年生の先輩(法学部法学科 2019年卒業、日本製鉄入社。引退前はチーフマネジャー。)がそういった「前列に座る学生」の陰口を叩いていました。

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もはや学習院大学では「真面目」は笑われるどころか、陰口を叩かれて蔑まれることなのです。

「真面目に勉学に励む」というのは「大学生として当然の権利を行使する」ことです。しかし、それで「笑われる、蔑まれるといった『社会的不利益』を享受する」としたら、もはや学習院大学が「大学」としての体を成していないことは明らかです。

向学心の高い友達2名はうつ病を発症、うち1名は自殺を図った

そして陰口を叩かれていた友達が2人、うつ病を発症しました。

学習院大学というのは不思議な場所で、「真面目に授業を受けている学生」よりも「過去問やノートを部活やサークルといった仲間内で共有して、授業をサボってい るか、授業に出ても寝るかスマートフォンで遊ぶかしている学生」の方が“要領よく”単位を取っていくのです。

本来であれば「学生」としてあるべき姿なのは前者でしょう。親に授業料を払って貰っていたり、奨学金を借りたりして学費を納めているのだから当然です。

しかし、成績が良いのは後者です。普段から過去問やノートを部活やサークルで共有したり、仲間内で共有されている情報を基に、厳しい教授や授業を回避したりと、何かと「サボれるインフラ」を持っている学生の方が“要領よく”単位を取っていくのです。その程度の対策で解けてしまう試験問題しか課さない教授陣も多く、そんな学生でも簡単に卒業できてしまうのです。

逆に前者のような学生は「サボれるインフラ」が整っていないため、体調不良や法事でやむを得ず授業を欠席したとしても、授業のレジュメやノートを手に入れられるとは限りません。過去問や対策プリントを入手して“要領よく”試験に臨もうとは思わない――そもそも「過去問や対策プリントを入手できない」という問題があると同時に、「攻略」を是としないのでしょう――ため、難しい授業や試験であっても「正攻法」で挑もうとして失敗します。(もちろん、それが本来的には「学生としてあるべき姿」であることは何度でも強調します。)

いずれにせよ、向学心が高く、真面目に授業に臨もうとする学生は、学習院大学では報われません。教授陣からもこの現状を改善しようという心意気は感じられません。

そして、向学心の高い友達2名はうつ病を発症しました。うち1名は自殺を図りました。
自殺を図った友達は未遂で済んだものの、学習院大学が「真面目な学生は報われず、それどころかともすれば自死を選んでしまう環境」であるとは断言できます。 

まさに、この記事に書かれてる通りの現状です。

蛇足ながら、この記事に対する私の感想は以下の通りです。

「未成年だから飲まない」は通用しない:学習院大学ヨット部で「飲まない自由」を奪われた

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私は学習院大学法学部政治学科に入学した直後、ヨット部に入部しました。ヨット部は副総理・財務金融担当相の麻生太郎氏を輩出した部活で、部室には「OBの就職先:内閣総理大臣」とすら掲げていました。
(もっとも、ヨット部に入ったからといって国会議員になれるわけでも、ましてや内閣総理大臣になれるわけでもないので、よく考えてみれば何の参考にもなりません。)

麻生太郎氏といえば、財務事務次官のセクハラ問題で「セクハラ罪という罪はない」と非常識な答弁で開き直ったことで知られています。そんなハラスメントに寛容な人物を輩出したこともあってか、ヨット部ではハラスメントや違法行為が日常茶飯事でした。

麻生財務相「セクハラ罪という罪はない、殺人とは違う」(朝日新聞)

社説:「セクハラ罪はない」発言 麻生氏の非常識いつまで

新入生歓迎会での出来事:「飲まないと携帯を没収するぞ」

2016年4月21日に、ヨット部に入部した1年生を歓迎する「新入生歓迎会」が開かれました。
1次会は「手作り居酒屋 甘太郎 高田馬場店(手作り居酒屋 甘太郎 高田馬場店)」でした。未成年がいるということで店舗も酒類を提供せず、ここでは飲酒を強要されることもありませんでした。
2次会は各グループごとに分けられ、私たちは「きんくら酒場 金の蔵 高田馬場駅前店(低価格居酒屋『金の蔵』)」へと連れて行かれました。そこではあろうことか、先輩たちが酒を勧めてきました。しかし、私は未成年(1998年3月生まれで、当時は18歳でした)ということもあって酒類は断りました。

ところが、それでも先輩たちは酒を勧めてくるのです。「パッチテストの結果で酒に弱いことが分かっている」と説明(実際にそんなことはないのですが)しても「友達でパッチテストでダメだったけれど飲める人がいる」とか、「医師から止められている(こちらも実際にそんなことはないのですが)」と断っても「医師から止められていても飲める人はいる」と、当時2年生のマネジャーの先輩N(法学部法学科 2019年卒業、日本製鉄入社。引退前はチーフマネジャー)がなんとしても飲ませようとしてきました。

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そしてウーロン茶を希望していたのに、座席に備え付けのタブレットで無理やりウーロンハイを注文されてしまいました。なお、同じテーブルにいた同級生S(文学部教育学科 2020年卒業。後にヨット部退部)は私と同じくウーロン茶を所望していましたが、彼女は所望通りにウーロン茶を頼んで貰えました。

届いたウーロンハイに手を着けずにいると、隣に座っていた副将K(法学部法学科 2018年卒業、三菱UFJ銀行)入行。後に主将)が「酒を飲まないと携帯を没収するぞ」と脅してきました。そして私は、未成年にも関わらず、酒を飲んでしまいました。これが「人生で初めての飲酒」でしたが、この体験がトラウマになって、20歳になってもしばらくの間、飲酒を楽しむことができませんでした。

本来なら、私が酒を飲もうが飲みまいが私の自由であって、彼らには一切関係ありません。しかし、それでも学習院大学ヨット部の先輩たちは私に飲酒を強要して楽しんでいたのです。

学生課に報告したところ「なかったものとする」と事務長が明言:飲酒を強要した部員はお咎めなし

この件について、後に学習院大学学生課に書面(内容証明郵便)と口頭で報告しました。

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数日後、学生課の課長と事務長から呼び出され、事情聴取を受けた後に、改めて学生課と課外活動指導委員会(部活やサークルなどを統括する機関)によるヨット部に対する調査結果を伝えられました。
事務長は次のように述べました。

ヨット部の責任者に確認したところ「実際には飲んでいないんじゃないか」と述べている。したがって、この件はなかったものとする。

驚きを隠せませんでした。確かに「推定無罪」の原則があるので、私の証言のみで彼らを処罰するべきではありません。しかし、私がヨット部の副将たちに飲酒を強要されたのは事実です。
私とヨット部責任者の証言が異なるのであれば、現場にいた他のヨット部員からも事情を聞くとか、居酒屋に協力を要請するとか、調査の方法はいくらでもあるはずです。しかし、学習院大学はそれらの対応をすることなく、形式上の簡単な対応をして調査を打ち切ってしまいました。

それに、「実際には飲んでいないんじゃないか」と述べているということは、飲酒を強要した事実はヨット部が認めていると言うことでしょう。アルコールハラスメントの有無を判断する際、問題とするべきは「実際に私が飲んだか否か」ではなく「実際に飲酒の強要があったか否か」です。しかし、学習院大学の学生課と課外活動指導委員会は論点をずらし、この問題を有耶無耶にしていまいました。

入部式での出来事:「法律は関係ない」「日本酒を飲み干せ」

2016年5月6日に、ヨット部の活動拠点である八景島マリーナ(横浜市金沢区八景島)で「入部式」が執り行われることとなりました。
それに先だって、前述の2年生の「統制(法学部政治学科 2019年卒業。後に副将を経て主将)」からこのような説明がありました。

入部式では「枡(ます)」と呼ばれる行事を行う。主将が枡に入った日本酒を注ぐので、1年生はその日本酒を飲み干すように。

当時の1年生は全員、未成年でした。

入部式当日、別の2年生(経済学部経営学科 2019年卒業)の先輩は「枡」に先立って、私に「ここでは法律も日本国憲法も関係ない」と告げました。八景島マリーナは日本の領土に所在し、米軍基地のように立ち入りに際してパスポートを必要とすることもありません。したがって、明らかに日本国内に所在しているのですが、彼らは「治外法権」を主張していました。

私に先だって、他の酒に弱い同級生が枡(どの程度の大きさだったか正確には失念してしまいましたが、確か一合枡ほどの大きさだったと記憶しています)に入った日本酒を飲み干していました。それを見た4年生の先輩(法学部政治学科 2017年卒業、株式会社電通入社、Instagramの投稿によると「ローカル業務部」に配属。なお、学習院初等科、学習院女子中等科、学習院女子高等科を経て学習院大学に入学したとのことで、「小学校から大学の途中まで佳子内親王と同級生」で「佳子内親王のLINEを持っている」と豪語していました)はその同級生を「えらーい!!!」と褒めていました。しかし、「法律に反して先輩の指示に従う」ことは「偉い」行動なのでしょうか。私には到底、理解できませんでしたが、学習院大学(少なくともヨット部)では「法律に反してでも先輩に従う」ことが賞賛されるようです。

そして私の番になりました。主将(当時。経済学部経営学科 2017年卒業、住友生命保険相互会社入社)が日本酒を枡になみなみと注ぎ、私に注ぎました。

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枡を投げつけてその場から逃げ出して警察に通報したいと思いましたが、そんなことをすれば殺されると思い、未成年ではありましたがやむなく飲酒してしまいました。
これが前述の「新入生歓迎会」に続き、人生で2度目の飲酒でした。そして私は当時、まだ18歳、未成年でした。

入部式での飲酒強要の指導も形式だけ:お咎めなしで翌年度も入部式での飲酒強要は継続、学生課も黙認

新入生歓迎会で副将から飲酒を強要された件と併せて、入部式で飲酒を強要されたことも書面(内容証明郵便)と口頭で学生課に報告しました。

学生課と課外活動指導委員会による調査結果について、事務長は次のように述べました。学生課に書面の到着を確認してから、改めて学生課から事情聴取を経て調査結果の報告を受けることになりました。そして、学生課と課外活動指導委員会による調査結果について、学生か事務長は次のように述べました。

入部式での飲酒は正月に屠蘇を飲むような「儀式」として行われたものであり、情状酌量の余地があるため処罰はしない。ただし、来年以降は酒類を用いないように勧告した。

なるほど、学習院大学では「儀式」と称すれば犯罪行為も許されるようです。
正月に子供が屠蘇を飲むのと、今回の飲酒は根本的に違います。同じ「未成年飲酒」であっても、ヨット部での事例は「飲酒の強要」であり「アルコールハラスメント」かつ、「先輩」としての立場や役職を悪用した「パワーハラスメント」です。
確かに慣習や儀式として、一家団欒の中でのものであれば、未成年飲酒であっても黙認できないとも言い切れません。情状酌量の余地も多少はあるでしょう。

しかし、「先輩・後輩」といった学校や部活での力関係を背景に、有無を言わせず飲酒を強要することは「ハラスメント」です。また、「憲法や法律は関係ない」と先輩が明言していた通り、彼らにもこれが犯罪行為・違法行為であるとの自覚はあったでしょう。何より、これらの行為が儀式として行われていたのだとすれば、「学習院大学ヨット部では、常習的かつ組織的にハラスメント行為に及び続けてきた」ことに他なりません。極めて悪質であり、いっそのことヨット部を解体しても不思議ではないほどでしょう。

ところが、麻生太郎氏を輩出した部活ということもあってか、学習院大学はヨット部には非常に甘い対応を取りました。そして、入部同期が私に語ったところによると、翌年度も「未成年への飲酒強要」は続きました。

もはや、実質的に「学習院大学(の学生課と課外活動指導委員会)はヨット部の入部式における未成年者への飲酒強要を黙認している」と言わざるを得ません。
学校法人や大学としてのコンプライアンスはどうなっているんでしょうか。

パワハラが日常茶飯事:LINEグループで2年生を罵倒する4年生

さすがハラスメントに積極的なヨット部ということもあって、ヨット部のLINEグループも殺伐としていました。4年生の先輩(主に主将)が2年生の先輩を「カス」などと罵倒しているのは日常茶飯事でした。

ところで、昨今では企業などで上司が部下を叱責する際、大勢の同僚の前で怒鳴ったり、他の同僚をCcに入れたメールで非難したりすることも、必要性・合理性・相当性がないとして「不法行為」や「安全配慮義務違反」とされるとされています。
すると、LINEグループで罵倒することも同様に不法行為や安全配慮義務違反であると指摘できます。

「全社メール」で部下をしかり飛ばす上司 「メールによるパワハラ」は認められるか?(弁護士ドットコム)

上司が自分を叱責するメールを全社員に送信するのはやり過ぎ?それとも教育?(exciteニュース)

もちろん、大学の部活ということであれば、企業よりも活動の教育的意味合いは強く、事例共有やケーススタディとして、部員のミスを他の部員に共有したり、その指導を他の部員に見せたりすることが無意味とは言い切れません(ただし、それは指導的な立場にある部員が教育者・指導者としての素質を兼ね備えている前提があってのものです)。しかし、それを踏まえても「カス」などと罵倒することは明らかに適切性を欠き、客観的に「ハラスメント」との評価を免れることはできないでしょう。

それに、事例共有やケーススタディということであれば「○○という事例が発生して、原因は××であると考えられるから、今後は□□という対策を怠らないようにしていこう」と指導的立場にある部員が呼び掛ければ良いのであって、やはり他の部員も参加しているLINEグループにおいて特定の部員を罵倒することは適切な指導とは言えません。

Web上での体験

*この項では加害者の氏名を記載しています。いずれも加害者がWeb上の一般に公開された領域で犯行に及んでいることから彼らの犯行は既に公表されているものと判断できることと、これらの被害により私は適応障害を発症して学習院大学の退学を余儀なくされるなど多大な被害を受けていることから、この記事で加害者の氏名を記載することには正当性と公益性が保たれており、問題はないと判断しております。

ヨット部での体験を基に、2016年の年末から私は新入生に向けて、新入生に向けて未成年飲酒や飲酒強要などの危険性を啓発するレポート(以下「新入生向けレポート」とします)を公開しようと活動を始めました。
ヨット部のみならず、学内の部活やサークルでの体験談・証言を集めたり、未成年飲酒や飲酒強要の証拠を入手したりと、「ヨット部での体験を後輩にさせたくない」との強い思いで取り組んでいました。

しかし、それを快く思わない学生もいました。飲酒に慣れていない女子の後輩に酒を飲ませて性行為に持ち込もうとするサークルのメンバーや、「酒を飲めることが偉い」と勘違いしている運動部の部員がその典型例でしょう。
また、学校法人学習院は幼稚園から大学院まで経営していることもあり、学習院大学には「18年間(幼稚園 2年間+初等科 6年間+(女子)中等科 3年間+(女子)高等科 3年間+大学 4年間=18年間)学習院」という学生もいます。そういった学生は「学習院での18年間」が人生の大半を占めており、学習院を批判されると烈火の如く怒り出します。もはや教祖を批判されたカルト教団の信者のようでした。

他にも、「野次馬根性」で私への嫌がらせに及ぶ学生もたくさんいました。

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いくら「未成年飲酒や飲酒強要をなくそう!」という私の主張が正しいとしても、ある程度の反論や批判は予想できました。しかし、まさか実家やアルバイト先を特定されて晒し上げられたり、殺害予告を投稿されるなど、いったい誰に予想できたでしょうか——。

法学部法学科 5年生小林 龍太郎(国際政治研究会 元副委員長)*:「身の程を教えてやろう」「広告の力なめんなよ」実家やアルバイト先、出身高校など、私の個人情報を拡散

*当時。法学部政治学科 2017年卒業、株式会社電通名鉄コミュニケーションズ入社。

ヨット部とほぼ同時期に入った国際政治研究会(IPS)。ヨット部のスケジュールの関係であまり参加できなかった(ヨット部では金曜日の夜から日曜日に掛けて合宿所に拘束されるため、毎週金曜日のIPSの活動には参加できませんでした)こともあって、活動に必要な連絡すら来なくなり、最終的に辞める運びとなりました。

私が「新入生向けレポート」を公開するとしても、IPSから反発があるとは予想していませんでした。確かに、彼らの未成年飲酒を告発した経緯はあるものの、IPS自体はさほど「飲みサー」「ヤリサー」としての性質も強くなく(その一方で、名前の割には大して真面目なサークルではない)、強い反発をしてくるとも考えにくい状況にありました。

しかし、IPSで副委員長を務めていた小林龍太郎は違いました。

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小林龍太郎によるTwitterでの投稿。アカウント(@taroth1)は現在、削除されている。

初等科6年間、中等科3年間、高等科3年間、大学5年間(関係者によると、4年生のときに顎の手術をしたことと、内定を得られなかったことから留年したようです)の合計17年間も学習院に在籍していた小林龍太郎は、学習院大学と彼の所属していた国際政治研究会を私に批判されたことに腹を立てたようです。

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そして、「身の程を教えてやろう」「広告の力なめんなよ」と意気込み、私への嫌がらせをしてきました。なお、彼自身の内定先が電通名鉄コミュニケーションズ(参考:電通名鉄コミュニケーションズ公式Webサイト)およびMatcher)であることと、彼の父親が電通に勤務していることから、「コネの力が強い広告業界から嫌がらせをしてやろう」と目論んでいたようです(関係者証言)。
「広告の力なめんなよ」と言うので、私を誹謗中傷する広告でラッピングされた列車を山手線に走らせる(それはそれで見てみたいような気がしなくもありません)のかと思いきや、取ってきた手法は「広告」とは一切関係のないものでした。

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小林龍太郎によるTwitterでの投稿。アカウント(@sayuri_0012)は現在も残っている。

彼は私の出身高校やアルバイト先を特定し、晒し上げるという行為に及んだのです。学習院大学では「自分の気に入らない学生がいたら、個人情報を特定して晒し上げても良い」のでしょうか。

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小林龍太郎によるTwitterでの投稿。アカウント(@love_horiguchi)は現在も残っている。

次に、実家を特定して晒し上げたばかりか、「単位を落とした」「ストーカーをした」など根も葉もない誹謗中傷にも及んできました。しかも「堀口家」というアカウント名からも分かる通り、嫌がらせに際して私の父親を演じていたようです。なお、ツイートの投稿時刻に父は私と映画を鑑賞していたので、父はこのツイートができるはずもありません。
なるほど、学習院大学では「気に入らない学生がいたら、根も葉もない噂を流したり、誹謗中傷したりしても良い」のですね。非常に恐ろしいと言わざるを得ません。
ちなみに、電通名鉄コミュニケーションズでは彼を2017年入社の従業員として紹介しています。

社員を知る | 採用情報 | 名古屋本社の広告代理店_電通名鉄コミュニケーションズDMC

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このような恐ろしい人物を従業員の代表として紹介する電通名鉄コミュニケーションズ担当者の神経も、当然に理解できません。

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同社の「求める人材像」には「自分で考え、行動し、想像できる人。」とあります。これでは「相手の嫌がることを自分で考え想像して、危害を加えようと行動できる人」を求めているとすら思えてきます。

本当に恐ろしい。

法学部政治学科 2年生 今村 祐太(学習院大学 陸上競技部)*:「アルバイト先から尾行してやる」「大学で鞄にGPSを仕込んでやる」「自宅が特定できたら晒し上げてやる」脅迫のほか、「エゴサ(ーチ)している」などと言い掛かりをつけて私の個人情報を拡散

*当時。法学部政治学科 2019年卒業。

小林龍太郎と同様に、私への嫌がらせに及んだのは陸上競技部の部員である今村祐太でした。陸上競技部が「飲みサー」「ヤリサー」であるのかは定かではない(少なくとも、私はそのような情報を得ていません)上に、私は彼との接点がありませんでした。

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学習院大学陸上競技部 公式Webサイトより引用。
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学習院大学陸上競技部 公式ブログより引用。

しかし、彼はどういうわけか(考えられる理由の一つとして、「彼が内部進学者で『学習院』に身を置いてきた期間が長い」ことが挙げられます。しかし、正確には現在も定かではありません)私への嫌がらせに及んできました。

小林龍太郎と同じように私の個人情報を特定した上で拡散したほか、その投稿を私がTwitter運営会社に通報すると「エゴサ(ーチ)(自分の名前などをキーワードに検索すること)している」と言い掛かりを付けて、更に私の個人情報を拡散してきたのです。他にも、わざわざNewsPicksでアカウントを作って私を監視してきたこともありました。

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そして挙げ句の果てには「アルバイト先から尾行してやる」「大学で鞄にGPSを仕込んでやる」「一人暮らしの家を特定できたら晒し上げてやる」「それが嫌なら『新入生向けレポート』の公開を止めろ」とも脅してきました。

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その結果、「大学やアルバイト先に行けば自宅を特定されて晒される」との恐怖で、私は大学に通えなくなりました。また、アルバイト先も退職を余儀なくされたほか、念のため転居せざるを得なくなりました。

国際社会科学部国際社会科学科 1年生 川田 修右(G.S.S. PANTHER・観光事業研究部)*:「炎上させてやる」「落ちていくのを見てみたい」と明言して誹謗中傷、個人情報を拡散!

当時。現在は国際社会科学部国際社会科学科 2020年卒業。

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小林龍太郎と今村祐太に続いて、私への嫌がらせ行為に及んできたのはG.S.S.PANTHERと観光事業研究部に所属する川田 修右でした。G.S.S.PANTHERも観光事業研究部も、少なくとも私にとっては良い印象がなく、実際に良くない評判や悪い情報も耳にします。

おそらく、私が学習院大学から未成年飲酒やアルコールハラスメントなどの不祥事を排除しようと動いていたことが気に食わなかったのでしょう。

彼は小林龍太郎の起こした騒動に乗じて、風説を流布して私を「ストーカー」「詐欺師」などと仕立て上げようとしたり、私と対立していた他の学生に私の個人情報を撒いたりするなどの行為に及びました。

止まらない嫌がらせと適応障害の発症

他にも、私への暴行や殺害を示唆するTwitter投稿もありました。

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また、他にも「野次馬根性」で私の個人情報を拡散してくる学生もいました。

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*注記: 私は学習院大学ドイツクラブに在籍していたことはありません。

さらに、キャンパス内で盗撮されて、その画像をTwitterに晒し上げられることすらありました。

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その結果、「大学に行けばどんな嫌がらせを受けるか分からない」との恐怖で、私は適応障害を発症して、学習院大学に通えなくなりました。また、念のため転居せざるを得なくなりました。 

学習院大学のずさんな学校運営

学生課への相談をヨット部に無断で共有

ヨット部を辞める際、「統制」と呼ばれるポジション(このポジションを経て、後に副将、主将と昇格していくことが慣例)にいた2年生の先輩に相談しました。すると「2・3・4年生の先輩全員の承認を得ないと辞められない」という規則の存在を知らされました。
「そんな規則があるなら入部するときに教えてくれ」と思うと同時に、「この(明文化されていない)ルールに従う必要があるのか」と疑問に感じた上に、やはり退部を認めてくれない3年生(法学部法学科 2017年卒業。サントリー入社)もいたことから、、課外活動を担当している学生課の職員に相談しました。

学生課の職員からは「部活を入るも辞めるも個人の自由」「そんなルールに従う必要はない」と明言された数日後、統制から「やっぱり先輩全員から承認を得る必要はない」「辞める前に主将と副将と面談を経てくれ」と連絡が来ました。
主将と副将との面談を経て、結果的に辞められたのですが、なぜヨット部が態度を変えたのか、私は不思議でした。

それからしばらくして、学生課の職員が私から相談を受けたことを、ヨット部に漏らしていた(しかも「やりすぎんなよw」と軽いニュアンスで連絡していたようです)ことが発覚しました。相談に訪れた際、「まだヨット部には伝えないで欲しい」と学生課の職員にお願いしていた(学生課の職員からヨット部に伝えるべきか提案いただきましたが、当時は波風を立てたくなかったのでお断りしました)のですが、それが裏切られる形になりました。

もちろん、「根回し」をしてくださったことで辞められたことは確かです。その点は感謝しなければなりませんが、それでも「学生から相談を受けた事実」や「相談の内容」を、相談者本人の許可もなく外部に漏洩することは大きな問題でしょう。まして、部活において現在進行形でパワーハラスメント(ヨット部における「先輩全員の承認がないと辞めさせない」ルールは「学校や部活での優位性、つまり先輩・後輩やポジションの有無を背景に、部活や学業における指導の適正な範囲を超えて精神的に苦痛を与える行為」であり、パワーハラスメントであると明言できます)を受けている学生の情報を不用意に漏洩させれば、その学生がさらに嫌がらせを受けたり仲間はずれにされたりといった「報復」を受ける可能性すら指摘できます。

「根回し」で辞められたことは感謝するにせよ、「学生からの相談」を軽々しく扱いすぎであることは否めません。

ハラスメントを「なかったものとする」「学習院の体育会系として問題ない」と明言する学生課事務長

前述の通り、ヨット部の新入生歓迎会で副将(当時)に飲酒を強要された事例を学生課に報告しました。しかし、実効的な対応もなく早々に調査は打ち切られ、揉み消されてしまいました。

また、2016年6月に学習院大学ヨット部が甲南大学ヨット部と開催した「定期戦」において、1年生と2年生の男子は「一発芸」の披露を指示されました。こちらも「先輩」「後輩」との力関係を悪用して、義務のないこと(あくまで「ヨット部」であって「一発芸部」ではないのですから、一発芸の披露は部の活動に何ら関係なく、当然に「義務のないこと」です)を強いているのですから明確に「パワーハラスメント」です。しかも、特定の性別に限定して一発芸の披露を強要しているのですから、「性差別」「セクシャルハラスメント」でもあります。この件も、前述の飲酒の強要と併せて、学生課に報告しました。

しかし、一発芸の披露は「学習院大学の運動部として問題ない」と、学生課の事務長は明言しました。学習院大学では明確なパワーハラスメントであっても、「運動部」という看板があれば許されるようです。開いた口がふさがりません。

実行力のない学生課の指導:指導されたはずなのに翌年度も続いたヨット部での飲酒強要

前述の通り、ヨット部の入部式で主将(当時)以下に飲酒を強要された事例を学生課に報告しました。しかし、実効的な対応もなく、飲酒の強要は翌年度も続いたと関係者は証言しています。

常習的かつ組織的なハラスメント行為であっても、平然と放置されるのが学習院大学です。コンプライアンス意識の欠片もありません。これでも法学部を擁しているのでしょうか。

杜撰な個人情報管理:誰でも見られる学生名簿/奨学金受給者と再履修者は「晒し者」

キャンパス内に掲示される学生名簿

大学で開講される語学(英語および第二外国語)の「クラス分け」資料として、学内には学生の氏名と学籍番号が記載された名簿が貼り出されていました。

この「学籍番号」は奨学金受給者や再履修者といった極めてセンシティブな発表にも用いられる情報です。後述の通り、奨学金受給者や再履修者などは学籍番号のみが発表されるものの、事前に氏名と対応した一覧表が公開されているのであれば、奨学金受給者や再履修者などの発表で氏名が公表されているのと何も変わらないでしょう。
私の氏名や学籍番号も公表されていましたが、未だにそれについて説明や謝罪はありません。

ポータルサイトで共有される学生名簿

国際社会科学部では、これも英語の「クラス分け」資料として、学生の氏名と学籍番号が記載された名簿がPDF形式で共有されていました。

他学部(法学部・経済学部・文学部・理学部)の名簿が紙で貼り出され、データに変換するには一定の工数を要する一方で、国際社会科学部では学生名簿がデジタルデータで共有されているので、他のデータと容易に突き合わせることができてしまいます。
「個人情報保護」の姿勢は微塵も感じられません。

奨学金受給者の一覧もキャンパス内に掲示

キャンパス内には学生名簿のみならず、奨学金受給者の一覧も掲示されていました。

こちらは学生の氏名はなく、学籍番号のみの記載ですが、既に氏名と学籍番号を照合できる名簿が公開されてしまっているので、その気になれば容易に奨学金受給者を特定できます。
このようなセンシティブな情報を学内に掲示するのは無配慮極まりないと言わざるを得ません。

再履修者の一覧もポータルサイトで共有

国際社会科学部では名簿のほか、再履修者の一覧もPDF形式で共有されていました。

奨学金受給者は他学部(法学部・経済学部・文学部・理学部)の名簿と同じく紙で貼り出され、データに変換するには一定の工数を要する一方で、国際社会科学部では学生名簿も再履修者の一覧もデジタルデータで公開されています。
学生名簿をもとに再履修者を特定するのは誰でも容易にできてしまいます。
このようなセンシティブな情報を、容易に照合できる形式で共有するのは杜撰極まりないと言うほかありません。

卒業生の一覧もWebで掲示

なお、卒業者の一覧もWebで掲示されています。氏名ではなく学籍番号で発表されていますが、結局は氏名と学籍番号を照合できるので、卒業可否すらも簡単に確認できてしまいます。

卒業・修了情報 | 学習院大学

学習院大学 学生センター 所長(小島 修一 理学部生命科学科 教授)からの脅迫

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学習院大学理学部 公式Webサイトより引用。

私の内部告発に「逆ギレ」してきたのは学生だけではありませんでした。

ある日、学習院大学 学生センター 学生課 梶川優子 課長が「2017年11月29日に学習院大学に来るように」と父親に電話を掛けてきました。父親に地元から来てもらって学習院大学に赴くと、梶川優子 課長ほか、学生センター 小島 修一所長(理学部生命科学科 教授)、大久保 直樹 学生委員(法学部法学科 教授)から、「念書」に署名捺印するように迫られました。

「学習院大学を不当に貶めた」

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というのも、前述のハラスメントやずさんな個人情報を内部告発したことで「学習院大学を不当に貶めた」と言い掛かりを付けてきたのです。本来、学習院大学を貶めているのは不祥事を内部告発する人物ではなく、不祥事を起こす人物です。不祥事を起こす人物がいるから、「学習院大学では不祥事が続発している」と言われ、学習院大学の名誉が傷つくのです。間違っても不祥事を告発したり、追求したり、改善を求めたりする人物ではありません。

しかし、彼らは不祥事を根絶するより、内部告発する人物の口を塞ぐことが「簡単」だと考えたのでしょう。

単位や卒業を「人質」に、内部告発者の「口封じ」を組織的に企図していたとすれば、明らかな「弱いものいじめ」で卑劣極まりなく、到底許されざる行為に他なりません。もちろん、こんな不当な念書に署名捺印するわけにはいきませんから、拒否しました。

「公認団体の正当な活動を不当に妨害した」

すると、後日、小島修一 教授は改めて「顛末書および誓約書」を送付して、これに署名するように強要してきました。今度は「学習院大学を貶めた」ではなく「学習院大学 公認団体(部活やサークルなど)の活動を妨害した」との切り口でした。

より具体的には、学習院大学 国際政治研究会(通称:IPS)の未成年飲酒について、ちょうど彼らが講演を依頼していた石破茂 衆議院議員の事務所に報告したことを「活動の妨害」としてきたのでした。

時期はちょうど、慶應義塾大学 広告学研究会の未成年飲酒や性的暴行によって慶應義塾大学のミスコンテストが中止になり、世間が「未成年飲酒」に敏感になっていたときです。

慶應大学の「広告学研究会」6人を書類送検 女子学生に性的暴行の疑い、スマホで撮影か

そんなときに学習院大学でもサークルによる未成年飲酒が明らかになれば、学習院大学の評判が貶められるだけでなく、講演という形で協力していた石破茂 衆議院議員にもお迷惑が掛かってしまいかねません。事前に情報を提供することに、いったい何の問題があるというのでしょうか。まして、監督不行届で未成年飲酒を許していた学習院大学 教職員に、石破茂 衆議院議員への情報提供を咎める資格があるというのでしょうか。

当然、この「顛末書および誓約書」への署名捺印も拒否しました。

「このやり取りを外部に漏洩しない」と誓約しろ!?

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上記の「念書」と「顛末書および誓約書」の両者で盛り込まれていたのは「このやり取りを漏洩しない」という事項でした。つまり、学習院大学は内部告発者に圧力を掛けて「口封じ」を試みた事実も隠蔽しようとしたのです。

私のように捻くれた人間でもなければ、「教職員と学生」という関係性や、「単位や卒業が人質になっている(社会的な生殺与奪を握られている)」という事実から、二度と内部告発ができなくなるとしても(そして自分が「悪者」として扱われることを認めることになるとしても)、署名捺印していたことでしょう。そして、それが彼らの狙いだったことでしょう。卑怯極まりありません。

もちろん、謝罪も反省もしません。悪いのは私ではなく学習院大学やその部活・サークルであって、私が謝罪や反省をしなければならない必要がないからです。

まとめ

これらの経験を経て、私は適応障害を発症しました。また、学習院大学に通えなくなりました。そして退学を余儀なくされました。
嫌がらせにより、学習院大学に行こうと考えるだけで心拍数が上がり、体が震え始めるようになりました。そして、退学を余儀なくされました。

退学した今でも、日本に戻ると嫌がらせを受けるんじゃないかとか、盗撮されて晒し上げられるんじゃないかとか、尾行されたりGPSを仕込まれたりするんじゃないかと、怖くてとても目白駅(学習院大学はJR目白駅の目の前に位置しています)に停車する山手線(高田馬場から池袋までの区間)に乗ることすらできません(新宿から池袋に移動する際は埼京線や湘南新宿ラインを用いるか、副都心線などの地下鉄を用いていますが、とても不便です)。

いったい、私はなぜ学習院大学に入ったのでしょうか。
学習院大学では受けたい授業もあったし、学びたいこともありました。元幹部自衛官の先生による安全保障論(任用契約の満了により担当講師が退任)、受けたかったなあ。

一方で、私に嫌がらせをしてきた同級生は間もなく2020年3月に学習院大学を卒業しました。今頃は働いていることでしょう本当なら、私も同じタイミングで学習院大学を卒業する予定だったし、就職しているか大学院に進学しているはずでした。

学費や生活費は幸いなことに親が払ってくれましたが、それらもすべて無駄になりました。何より、お金は将来稼げても、過ぎ去った時間は取り返せません。将来貰えるはずだった賃金も、卒業できなければ就職できないので得られません。入りたい会社もあったのになあ。

他のまともな大学に入っていたら、今はもう少し幸せだったんでしょうか。

奪われた時間を、返して欲しい。潰された未来を、返して欲しい。

今となってはこんな大学に入って私と同じ辛い思いをする人が現れないようにと、切実に望むばかりです。

このような体たらくの大学は最も強い言葉で非難しますし、私に対して嫌がらせをしてきた教職員や学生も軽蔑します。

しかし、「不幸中の幸い」「怪我の功名」と言えるのは、私が英国・ロンドンにある大学に入り直せたことです。SOAS, University of London (ロンドン大学 東洋アフリカ研究学院)で海外からの留学生向けのコースで1年学び、はKing’s College London (キングス・カレッジ・ロンドン)からのオファーを得られました。

ロンドン大学 東洋アフリカ研究学院もキングス・カレッジ・ロンドンも、Times Higher Education世界大学ランキングやQS世界大学ランキングにおいては学習院大学とは比べものにならない評価を得ています(特に、キングス・カレッジ・ロンドンはTimes Higher Education世界大学ランキング2020で36位。これは東京大学と同じランクで、世界で唯一「Department of War Studies(戦争学部)」を擁しており、安全保障や防衛について学術的に取り組むなら、世界で最も優れた教育研究機関の一つです)。これで、嫌がらせをしてきた学生や、ともすれば教職員よりも高い学歴を得られる見込みです。

ただ、当地での勉強は学習院大学に通うのとは比べものにならない費用が掛かります。家賃、鉄道運賃や食費。

世界で最も家賃が高い21都市

しかも、インターンシップや治療などで日本に一時帰国する必要もありますから、その航空運賃も必要です。学習院大学での不当なハラスメントがなければ払わなくて済んだであろう多大な出費を強いられており、老齢の両親に鞭を打って海外留学するのも非常に心苦しいものです。

また、幸いにして、私は両親が海外留学させてくれたから良かったものの、その余裕もない家庭の子息だったら大学を卒業できないまま社会に放り出されていたわけで、この点を考慮しても、私と同じような被害者・犠牲者が生まれてはならないと強く痛感させられます。

余談ながら、ロンドンの大学に入り直すために請求した退学証明書には、「Faculty of Law (法学部)」なのに「Faculty of Low (低学部)」と記載されていました。これが単なるミスなのか、それとも嫌がらせの一種なのか定かではありません。しかし、証明書を発行するのは学生センター 教務課で、学生センター 所長は前述の小島修一 教授です。

高校生・受験生の皆さんへ

私は学習院大学に入ったことで、多くの辛い思いや理不尽な経験に遭ってきました。学習院大学はこんな大学です。こんな大学に入るくらいなら、浪人してでも他の大学に入ってください。さもなければ、皆さんの貴重な未来が学習院大学に潰されかねません。
また、皆さんが学習院大学に入ることで、親御さんたちが払ってくれたり、もしくは皆さんが奨学金を借りて自分で払ったりする学費が、犯罪行為やハラスメント行為を厭わない反社会的勢力(部活やサークル)へと配分されてしまいます。皆さんが学習院大学に入学するということは、間接的かつ金銭的に反社会的勢力に加担するということなのです。

どうか、他の大学に入ってください。私と同じ目に遭わないでください。

高校生・受験生の親御さんたちへ

ご子息やご息女を、このような大学に入れないでください。浪人させてでも、他の大学に入れてあげてください。ご子息やご息女の大切な未来が失われかねません。
また、ご子息やご息女が学習院大学に入ることで、親御さんたちが払ったり、ご子息・ご息女が奨学金を借り入れて払う学費が、犯罪行為やハラスメント行為を厭わない反社会的勢力(部活やサークル)へと配分されてしまいます。ご子息・ご息女を学習院大学に入学させるということは、間接的かつ金銭的に反社会的勢力に加担するということと同義です。

どうか、ご子息・ご息女を他の大学に入れてあげてください。ご子息・ご息女を、私と同じ目に遭わせないでください。

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